長年お世話になる、
堀川プロデューサーの番組のお知らせです。

NNNドキュメント‘23
「私のこと、まだわかる?~夫は若年性認知症~ 」
(放送)2023年9月10日(日)25:05~26:00
全国で600万人以上といわれる認知症の当事者。
2050年には1000万人を超えるという試算もある中、
65歳未満で発症する若年性認知症は、働き盛りの世代ならではの
経済面・精神的な問題が浮き彫りになっています。
6月の認知症基本法の制定や、
アルツハイマー型認知症の進行を抑える治療薬の年内実用化が加速化する中、
今を生きる若年性認知症・当事者たちの姿に光を当て、
支援や制度の在り方について考えます。
[ナレーション: 貫地谷しほり さん]
(小林ディレクターより)
『認知症になると、いろんなところで失敗する。道に迷ってしまうこともある。
でも・・・忘れたり間違ったりもするけど、
長い人生の中では“かすり傷”みたいなもの』
若年性認知症の当事者である下坂厚さんは、そう言って笑いました。
この言葉は、社会の光になるのではないかという思いが
今回の番組作りの根本にあります。
ニュース番組ではこれまで、
徘徊や寝たきりなど「認知症の生活の困難さ」が強調されてきたように思います。
「認知症になったら終わりだな」そう感じる視聴者も多かったはず。
今回取材にあたった私も、その一人でしたが、
下坂さんや加藤さんを取材して考えが変わりました。
認知症になっても「終わり」じゃないのだと。